前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

雀荘で告白されたり嫌われたり

 

 

雀荘って本当に面白い人達の集まりでして

働いてて、いちいち驚くのも面倒になるくらいでした(笑)

 

 

プロ雀士って知ってます?

麻雀のプロがいるんですよ。

専門誌もあったりして

そういう人も雇っているお店でした。

(勿論、サクラ扱いで従業員だという事は秘密でした)

 

見た目はボロボロのおじいちゃんでしたが

専門誌で取り上げられるくらい有名な人だった。

 

 

 

ヤクザの親分さん達もお客さんにいて

私を「ブス」とか「タイプじゃない」

と文句ばっかりの親分さんが一人

(この親分さんは紅の豚みたいな人)

 

 

もう一人の親分さんは男前でVシネマに出ていそうな感じ。

初めは親分だって知らなくて

「暑い」と言うので

「ジャケット脱げばいいじゃん」って脱がそうとしたら

頑なに断るので無理矢理脱がしたら

白いシャツから透けて見えた腕まで続く色とりどりのお絵かき

慌ててジャケット着せました(苦笑)

※この親分さんとはこの後いろいろありました。その辺は後日。

 

 

常連さんに元組員さんでチンピラ風の男性も

私を可愛がってくれてて

私の外壁塗装についていろいろ言ってきた。

(外壁塗装=ファッション、メイク。こっちの外壁塗装じゃないよ)

当時の私は露出狂くらいの勢いだったと思う(笑)

時はまだボディコンの時代なので

ぴったぴったのニットに超ミニスカート

オフショルのミニワンピースなどなど

メイクは、太眉に派手な口紅

 

 

飲み物や食べ物を運ぶと何かの拍子にスカートから

何かが見えちゃうらしいwww

 

「変な気持ちを起こすから止めてくれ」

「麻雀に集中できないからやめろ」

と言われて面白がって露出高めにした日もあったり

 

手抜きの外壁塗装にしたら

(ダボパンツにダボシャツ、スッピン)

「頼むからいつもの感じに戻してくれ」と(笑)

 

 

さすがにピンヒールで一日立ち仕事は疲れるので

仕事用のペタンコ靴を置いてたの。

毎朝、出勤したら履き替えるんだけど

ある時、靴の中に茶色の紙袋が入ってました。

 

 

ん?何だろう?と思って

袋を開けて見ると

ラッピングされた可愛らしいハンカチと手紙が・・・。

 

 

君は可愛い。いつもありがとう。

よかったらデートがしたい。

 

 

そんな事が書いてあった気がする。

でも差出人の名前がなくて

社長に話してみると

 

「あぁ、この字はたぶん〇〇さんだな。嫌なら返しておくけど」と。

 

 

差出人は

プロ雀士のおじいちゃんでしたwww

 

 

話をした事もないのになんで???

しかも靴の中って嫌だよー。

 

ドスケベで、何をするか分かんないから返した方がいいかもと社長に言われたので返してもらう事にしました。

 

加えて

裏で二人きりにならないように

帰り道に暗い歩道は使わないように

と社長から言われたんだけど

おじいちゃん、いったい何をしたんだよー。

 

雀荘でのアルバイトで多種多様な人達と出会う

 

 

以前に書いた

パワハラ上司から逃げて

私が向かった先は、前のバイト先の喫茶店でした。

 

⇊ 詳しくは過去記事で ⇊
sugarnail.hatenablog.com

 

その喫茶店は10時には開店準備で社員さんが来ているはずなんです。

なのに、その日に限って開店していない・・・。

 

たぶん、その時の私は心細くて

前のバイト先を頼っていたんだと思う。

逃げ出した私のお給料はきっともらえないだろうから

とりあえず働かせてもらおうなんて甘い考えで。

 

店の前で1時間待っても誰も来なくて

諦めようかと思っていた所に

茶店と同じビルに入っている雀荘のおじさんが声をかけてきた。

買い出しの帰りだったみたい。

 

おじさんの名前は渋谷さん(仮名)

渋谷さんは、私が喫茶店を辞めたことは知ってたらしい。

今、会社から逃げてきたこと。

働き先がなくて困っていることを話した。

 

すると「ちょっと待ってて」と言い

ビルに上がって行った。

 

 

数分後。

 

 

ビルの窓から「おーい!上がっておいでー」と渋谷さん。

 

 

渋谷さんは、雀荘の社長に電話で話してくれて

バイトとして雇ってあげてと言ってくれたそうだ。

優しい・・・渋谷さん・・・。

で、面接するからお店で社長が出勤するまで待ってて欲しいと。

 

今、思い出しても泣けてくる。

あの優しさ。

あの時のコーヒーのあったかさは忘れないよ。きっと。

 

 

社長(以後パパさん)と社長夫人(以後ママさん)が出勤してきて

渋谷さんが事情を説明してくれた。

ちょうど、フロア係の女の子が辞めるところだったこと。

従業員さんも、雀荘のお客さんも喫茶店の常連さんばかりだったので

やりやすいだろうと雇ってもらえることに。

 

履歴書は後日出す事になって

翌日から働かせてもらった。

 

パパもママもすごく優しくて

子供がいなかったから

子供みたいだと可愛がってくれた。

 

「1か月後の給料日まで生活できる?」

と心配してくれたりしてお昼の出前で賄いつきにしてくれたり

スーパーマーケットの袋ごと持ち帰るように言われて

中身を見ると食料品や飲み物が詰められていたり。

 

 

前のアルバイトさんは何日か一緒に働いた。

仕事は彼女に教わったんだけど、説明が苦手だったみたいで見様見真似で覚えた。

彼女は専門学校生で卒業するから辞めるって言ってた。

 

 

彼女のことは可愛がっていなかったらしいパパさんとママさん。

 

何となく理由は分かる気がした。

愛嬌がないのと、そこで働く人、雀荘に来る人を馬鹿にしているのが

態度で分かるのです。

 

私にも「え?バイトでここ?学生でもないのに?」って言ってきたし。

 

 

彼女が辞めて、一人でホールを担当し始めると

様々な出会いが私を待っていたんです。

 

 

 

やくざの親分とわたし ~高校生編~

 

 

私がまだ地元で子供だった頃

そちら系の組がたくさんあったんです。

 

同級生の親が組長さんだったりもした。

 

組長さんとはいっても普段は優しいおじさんなので

怖いとも感じた事もなく

私はすくすくと成長しました。

 

 

 

はじめて組長さんとお知り合いになるきっかけは

高校生の時のバイト。

なんと、さとうさんホステスしてましたwww

(時効ってことで許して💦そして良い子は真似しちゃダメよ)

 

 

 

高校一年の時のアルバイトはデパート内のファミリーレストラン

高校二年の時のアルバイトは個人経営の喫茶店

時給の良い方、良い方に流れていったんです。

もっと時給のいいアルバイトはないかと友達に聞いて周った結果が

ホステス。

(周りには既に数人経験者がいました)

 

 

 

一応、私が通っている高校は進学校

アルバイトは原則禁止でした。

冬季アルバイトと夏季アルバイトは

成績優秀者で希望者のみ推薦でさせてもらえるんです。

なので、赤点だらけで素行不良の私が許可されるワケもなく

影でコソコソとアルバイトしてましたね。

 

 

 

 

ホステスとして働いているうちに

社長が組長さんだと知りました。

 

同じY口組系の組長さんとも親しかったようで

一緒に飲みに来ることもありました。

 

若い時って怖い物知らずで世間知らずなので

無礼はたくさんあったと思う。

 

でも、ニコニコしててお見送りに出ただけでチップもくれる組長さん。

 

ママも社長も優しかった。

 

 

 

 

 

でもね、明け方チーフが売り上げ金を持って自宅を訪ねたら

ママは灯油を被っていて火を点けられるところだったと・・・。

その話をチーフから聞いた時はゾッとした。

 

 

 

以前、同級生の両親が喧嘩した時

二階から奥さんが逆さ吊りになってたって聞いた事もあってね。

パトカーが何台も来てたらしい。

 

もう夫婦喧嘩の粋を超えてると思った。

 

 

 

 

 

深夜徘徊が趣味(?)日課(?)になってた私は

素行不良の仲間と飲んで

友達が「先輩の家に行こう」と誘ってきたので

ついていくとスナックビルの隣にある一軒家だった。

和室が二つに台所。住んでいるのは無口で地味そうな男性でした。

一見普通の家だけど違和感があるのは

生活感がないからだと思った。

 

 

真夜中になってコタツで雑魚寝をしていたら

電話が鳴ったんです。

 

 

無言で電話を切ると

「俺が帰るまでこの部屋から出るなよ」

と唯一まだ起きていた私に言い残し

隠し扉になっていた扉をあけると

金庫があった

中にはピストルが一丁。

それを持ちだす腕から入れ墨も見えた・・・。

 

 

彼は用心棒だったのね・・・。

帰りを待つと朝になってて

「もう帰れ」と言われて帰った。

 

 

いったいどんな人と付き合ってるのか怖くなった瞬間でした。

素行不良とはいえレベルが違い過ぎる不良友達に若干引いた

さとうさんなのであーる。

 

 

 

親分さんシリーズはじめようかな?

 

 

日常使いされている言葉への違和感

 

 

まず、はじめに

読者様がじわじわと

115人に増えていることに対して

御礼を伝えたいです。

 

本当にありがとうございます。

 

まだまだ、はてなブログに不慣れな私ですが

引き続きお付き合いいただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

さてさて、タイトルに書いた

言葉への違和感なんですが

 

よく愛のカタチとか未来のカタチなどと言われていませんか?

 

「夫婦のカタチはそれぞれだからねぇー」とか。

 

 

カタチのない物に対して使われる事が多いですよね。

でも心のカタチって言わない。

それはハートマークがあるからなのかな?

 

 

 

 

 

私、大人になってよく言われるの

 

 

さとうさんってさぁ

どうでもいいようなこと

真面目に考えるの好きだよねー

 

って。ようするに面倒くさいって言いたいらしい(苦笑)

 

 

 

そうなんです。

どうでもいいような事を

ジリジリ考えるのが好きなんです。

 

 

真面目な顔して

涼しい顔して

頭の中はどうでもいいような事を考えてます。

 

 

 

そして、カタチのないものを私ならどう表現するだろう?

そう考え始めました。

 

 

そうね、私ならば

風景や香りや色に例えたいな。

 

 

例えば

過去と未来のことについた考えるとき

自分が未来の方を向いているとしたら

過去は背景で未来は風景なんです。

逆に過去を振り返っている時はどちらも風景になる。

 

 

 

「目に見えるものが全て」

そう考える人がカタチとかいう言葉を使うのかな?とも思う。

 

 

見えないものは信じない人が多いのに(幽霊とか妖精とか妖怪とかw)

カタチは信じるのかな?

 

 

 

例えば、さとうさん

時々幽霊にお会いします。

死んだ方やこれから生まれてくれであろう方から

お話しを伺うことがあります。

役割でいうと

いわゆる伝言係らしいんです。

 

 

伝言はすべてお伝えしています。

でも、その状況を説明するのって

すっっっごっーーーーーく難しいんです。

 

 

 

 

愛の香り、愛の色

心の香り、心の色

結婚の香り、結婚の色

 

これも全部人によって違うんだろうな。

柔軟剤の香りの人、草の香りの人、雨の香りの人。

出会う人や思い出によって香りや色も変化しそうだし。

 

 

そんな風に考えると楽しくないですか?

 

 

 

生意気な年下くんとの恋のおはなし ②

 

 

 

こちら、前回の記事です。

 

sugarnail.hatenablog.com

 

続きを書きますね。

 

 

その頃、私は失恋をして

仕事を頑張るぞーって思ってはいても

どこか、やる気が出なくて

落ち込んでる日の方が多かったんです。

 

 

そこを、人知れずカバーしてくれたのがガクト。

自分のドジした話とかメールしてきたり

休みの日にカラオケに呼び出してきたり

私がクスッと笑えるようなことをしかけてくるワケです。

 

 

少しづつ元気を取り戻してきた頃

ガクトからのメールで

「さとうさんが好きです」

と、その一文だけ。

 

 

 

 

 

え、私?

華麗にスルーしてやりました(笑)

 

 

 

 

数日後、退社時間が近くなったころに

「メール見てくれたんですよね?」とガクトが話しかけてきた。

私は「見たよ。でもあなたには彼女がいるではないか?」と答えると

「好きな人ができたって言って別れました」と。

 

 

 

 

 

Σ(・ω・ノ)ノ!なんですとっ

 

 

 

 

さとうさん 「ごめん、好きな人って私のこと?」

ガクト   「はい。」

さとうさん 「なんで?」

ガクト   「はじめて内面から人を好きになったので」

 

 

そこそこ失礼な言葉をぶっこんできたガクト

 

 

さとうさん 「中身?わたしの?何もしてないよ」

ガクト   「さとうさんは本当に優しいです。誰にでも親切です。」

さとうさん 「いやいや、全然フツーだし」

ガクト   「俺がさとうさんを幸せにしたいって思ったんです」

さとうさん 「・・・・・・・・」

ガクト   「付き合ってくれませんか?」

 

 

いろいろあって、いろいろ話して付き合うことになりました。

 

 

あとから考えれば、ガクトは彼女から結婚を迫られていて

親からも結婚を急かされていてマリッジブルーだったのでは?と思うんです。

 

 

彼は本当に優しくて、友達にも紹介してくれたり

友達を交えて遊んだりもしました。

私のことを思いやってくれてた。

私は、珍しく恋愛で【素直に甘える】ことができた。

存分に甘えた。甘えてしまった。

そこがダメだったとは思う。

 

 

 

 

別れは突然でした。

 

 

 

 

元カノが何度も家に訪ねてきては復縁を迫っていたそうで

心身ともにボロボロになっていったらしい。

どうやら私と付き合う前には結婚についての話し合いが始まっていたとか。

それで彼のご両親と元カノのご両親が集まって

今後の相談をしていたそうです。

そんな事があったとは知らず・・・

 

 

その事を打ち明けてきたガクトは辛そうだったし

ぐったりと疲れていた。

 

 

その話をしてきたのなら

彼女との結婚を決めたんだろうと思い

私たちは別れた。

 

 

今までの御礼と感謝と共に

彼女と幸せになりなさいよ!

これ以上泣かせたらダメよ!と言いながら。

 

 

 

 

彼からの最後のメールは

 

「さとうさんの そういう所も大好きでした。好きになって本当によかったです

ありがとう。」

 

 

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私は、ほんのちょっぴりだけ泣いた。

 

 

 

 

生意気な年下くんとの恋のおはなし ①

 

 

前回、ポロっと話してしまった

新入社員の事を書こうとおもう。

 

 

彼は8才年下。

あだ名はガクト(笑)

職場では彼を陰でそう呼んでました。

(以下、ガクトでいきます)

 

 

ガクトには学生時代から付き合っている彼女がいたんです。

私も一度会ったことがありました。

大人しそうで控えめで小さな女の子でした。

(私とは真逆のタイプね)

 

 

でも、ガクトは浮気し放題だったようで

セフレ的な人の他にもワンナイトでやっちまってる

そんな噂がどこからかやってくる。

 

 

どうでもいいじゃん、若いんだし。

仕事と関係ないし。

 

 

でもね、副業禁止の規則も軽々と破ってしまったガクト。

んー、それはさすがにヤバイねー。

協調性もなくて社員旅行も忘年会も芋煮会もお花見もボランティア活動も不参加。

理由は「行きたくないから」ってさーおいっ!!

 

 

いろんなルールを無視するタイプなのかな?

それとも社会人としての自覚がないのかな?

他の新入社員は参加してるのになぁ。

 

 

上司が何人説得しても「嫌だ」の一点張りで

どうしても参加しなくてはいけない式典なんかは

当日の朝に「熱が出た」とか「身内に不幸が」と

わかりやすく嘘をついて欠席。

 

それでいて飲み会には参加してくるという・・・

 

 

私と彼が急接近したのも

職場で仲が良いグループの忘年会でした。

居酒屋で飲んで、二次会はカラオケ。

15人くらいだったと思うけど

大盛り上がりで楽しかったんです。

 

三次会に行こうとタクシーに乗ったものの

開いてるお店がもうなくて

上司が「私の家で飲もう!」と宅飲みすることに。

 

10人くらいでお邪魔して

ポツリポツリと帰宅していく同僚

「彼氏から呼び出し」

「旦那が迎えにきた」

「子供が熱出したって」などなど。

 

 

最後に残ったのは

ガクトと私。

お布団もお借りしたんだけど

コンタクトだった私は眠るわけにはいかず・・・

ガクトはとっくにソファーで寝てるし。

 

布団を敷いて彼を寝せようと思って

声をかけても起きないので

体を起こそうとしたら

グイっと腕を引っ張られた???

 

そのまま、彼の顔の横に倒れてしまって

慌てて起き上がろうとした私のくちびるに

温かい感触が・・・

 

 

ん???

キスした???

 

(゚Д゚;)

 

 

彼は、眠ったまま。

なんだ気のせいか・・・。

 

 

 

 

 

んなワケないよね(苦笑)

後日、彼も眠っていなかったと知るさとうさんであった。

 

いろいろと思った雑記と新入社員との話

 

 

三連休最終日ですね。

絶好のお出かけ日和ですが自宅に引きこもり中。

家が大好きなんです。

 

 

 

アクセス数が三桁に戻って安心していたら

またもや二桁(笑)

 

ダイエットの停滞期みたいな

私の人生グラフみたいな

アクセスグラフが出来上がってました。

 

面白いよね。

ブログって何の記事がヒットするのかなんて分かんないんだもん。

アメブロの時もそうで読者なんて数えるくらいしかいないのに

ランキング入りしてみたり。

 

 

なんか、皮肉っぽいけど

自分そのものって感じがしたんだよね。

なので、前回は以前書いていた小説ぶっこみましたwww

そういうのも含めてまんま自分っぽい(笑)

 

 

 

 

 

 

 

「人生が迷宮入りだぁー」

 

 

 

 

って職場で叫んだ事があったの

20代最後の年だったと思う。

職場でそんなこと叫ぶなよって感じだけどさ(苦笑)

 

この時のさとうさんは彼氏に着信拒否されて

理由も分からずフラれていたので少々やさぐれモードでした。

 

 

 

そしたらさ、隣のデスクにいた新入社員の男の子に

「さとうさん、自分から迷路に入ってますよね?」って。

「アリ地獄とか高波とか自分から向かってってますよね?」って。

しかも、真顔だし。

無駄にイケメンだし。

かつおだし。一番出汁だし。

 

 

普通なら怒るところだけど

私、この子の教育係だし・・・と堪えたわよ。

 

 

しかし、新入社員は続ける

「もう少し、過去の恋愛から学んだらどうですか?」とさ。

 

 

もう、怒っていい?

怒っていいよね?と、思ったら席を立ちやがったぜ(怒)

 

 

こいつのムカつくところはね

そんな事がぜーんぶ的を得ていることなんだよっ!!

まだ、ガキのくせに

いつもクールな真顔でさ

無駄にイケメンでさ

スラっとした長身でスーツなんか似合ってるしさ

デスクの下からこっそりと「俺と同じシャンプーです」って

お取り寄せした海外のシャンプーとかチョコとか

サプライズなプレゼントしてきたりさ。

「今日の夕陽きれいですよ」ってメールしてきたりさ。

コピー機の前で固まってる姿が可愛くてさ。

思わず笑ってしまうわけよ。教育係のお姉さんはさ。

 

 

カバン置いたまま直帰して行くし

パソコンの電源切らないし

使ったマグカップも戻さないし

 

缶コーヒーの缶も毎日私が捨てて

マグカップ洗って

パソコンの電源切って

書類整理もやって

上司に直帰した事を伝えて

報告書をまとめるように毎日毎日言い続けて

 

 

 

って、私はお母さんじゃねーヽ(`Д´)ノプンプン

 

 

 

しかし、そいつに告白されて付き合うようになるとは

この時のさとうさんは知らなかったのですよ。

 

 

 

超短編小説書いてみた。タイトル「社畜の木」

 

 

 

 


23時。
私はいつもここにやってくる。
7階建てのビルの隅っこにある駐輪場だ。
今日も3台ほどの自転車が置いてある。
置いてあるというよりは放置されたままという感じだ。
まるで私と同じだな。
皮肉な笑みを浮かべてしまうが、すぐにいつもの表情に戻ると

ひざを抱える体勢で地面に座る。

 

 

その駐輪場の隣には
大きな木がある。
その大きな大きな木は「社畜の木」と呼ばれている。
社畜の木」には一年中実がなる。
誰にも手に取ってもらえず、熟して落ちるだけの実

 

 

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ビルから明かりが消えはじめ
辺りが静かになると
決まって大きな音がする。

 

 

ドーン
バーン
若干鈍い音だが
まぁ、そんな音だ。
私は黙ってその実が落ちる音を聞くだけ。

 

 

朝になり日が昇ると悲鳴が聞こえて
救急車やパトカーがやってくる。
野次馬が顔をしかめている。
中には泣いている人もいる。

 

 

飽きもせず毎日がその繰り返し。

 

 

 

 

そして落ちた実は
数時間後には
私の隣に座り言う

 

 


「あなたもでしたか」

 

 

30代くらいの男性は几帳面な程に整えられた髪とグレーのスーツ姿。
首には写真付きのネームがぶら下がっている。

 

 

 

 

同じ会社にこんな人がいたのか。
彼もまた私の首からぶら下げられた物を見つめている。

やる気に満ちている私の写真は滑稽だといつも感じる。

私の顔、私の名前。

これが私?

私はいったい誰なんだろう?

 

 


私は彼らとは会話をしないと決めている。
なので、彼もまた所在なさげに空(くう)をみていた。
表情は穏やかな印象だ。
そして翌日の23時、彼はいなかった。

 

 


そのかわりなのか、献花台に添えられている大量の花束から

白い花びら達が私に向かって飛んできた。
そう思っていたらそれは花びらではなく雪だった。
あぁ、季節はまた冬なんだな。

 

 

 

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そうか、私も彼も浄化されるのか。
きっと今の私も穏やかな表情をしているはずだ。
そう信じて夜が明けるのを待った。

 

 

 

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(終わり)

これからの季節手抜きになりがちなムダ毛問題

 

 

いきなりですが

さとうさん、ムダ毛が意外と濃いのです。

わき毛とかはほとんどないのに腕とか脚がヒドイ!!

しかも、密集型ではなくて、毛足が長いんですよ(苦笑)

 

 

そんでもって、超敏感肌なので

カミソリまけが酷いんです(泣)

 

 

でも、そこは女子(だった時代もある)

奮発してソイエの脱毛器を買ったわよ。

あまりの痛みに泣いたわ。

 

 

 

 

脱毛=痛い

 

これ女性の間では常識だと思う!

 

 

 

 

じゃあ、レディースシェーバーではどうだっ!

と買ったけど、肌がボロボロに・・・。

 

 

結局、今は肌の調子がいい時だけカミソリで地道に処理しております。

夏場は、肌が見えるから何度か剃ってるけど

冬場はね・・・さぼるよね・・・意外と多いよね(笑)

 

 

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さすがに、ここまでもふもふにはならないけどさ(笑)

 

 

 

ちょっと気になってエステの事を調べてたら

今の脱毛って痛くないのも出てるらしいじゃない???

 

 

以下ストラッシュというサイトのHPより引用です

 

SHR脱毛 (蓄熱式脱毛) とは?
SHR脱毛とは、Super(「スーパー」) Hair(「毛」) Removable(「除去できる」)の頭文字を取った言葉です。SHRの脱毛理論は数ある脱毛方法の中でも新しく、仕上がりの良さや完了までのスピード感、痛みの少ないことなど、実は最も理想的な脱毛方法と言われているのですが、まだ導入できるサロンが少ないのが現状です。STLASSH(ストラッシュ)はいち早くこの脱毛方法を導入した数少ないサロンの1つです。

 

 

ですって。

痛みがほとんどないうえに

長々と脱毛に通うこともないんだって。

時代ってすごいね!!

 時間がかかって、お金もかかってでは脱毛より財布が痛いもん。

 

 

まぁ、私の住んでる田舎町にはそんなサロンもないんだけどね。

いつだったか、エステの無料券をもらったものの

最寄りの店舗まで往復6時間で交通費が6000円。

諦めるよね(苦笑)

 

 

 

 

出会い系サイトで知り合った自営業の男

 

 

出会い系サイトの「恋人募集」の掲示板で知り合った男性と会ってみた時の話です。

 

 

出会い系サイトって危険な時期もあったので

防犯の意味も込めて

車のナンバーはこっそり携帯で撮ってました。

友達に頼んで2時間おきにメールもらったり。

そのメールに返信がなかったら何かあったと思って電話すると決めてました。

 

その辺は友達も出会い系サイトを使っていたので

協力しあってたんです。

 

 

会ってみた人は年下のハヤマ君。(仮名)

自営業だと知ったのは2度目に会った時でした。

お洒落で、なんかスゴイ車に乗ってて

スタイリッシュな感じの人。

簡単にいえば遊び人風。

 

だから、会った瞬間で分かった。

「あ、付き合う人探してるわけじゃないなぁ」って。

 

 

ノリが軽いんだもん。

そんでもって自慢話が長い。

会話の8割が自慢話。

 

 

〇〇議員が同じパーティーに来てて~

アメリカ人とかフランス人が友達で~

元カノは外国人で~

友達が100人以上いるから~

月に2回はパーティーに誘われるから~

などなど。

 

 

どういうわけか

そんな彼とは二か月か三か月に一度くらい会っていて

1年くらいセフレだった気がする。

 

 

この頃「さとうさんサゲマン疑惑」があった。

私に下心だけで近寄ってくる人に次々と不幸が襲ったのです。

 

 

仕事中に車に木が倒れてきて廃車になってしまった人。

事故にあって車が廃車になってしまい携帯電話も止められてしまった人。

 

 

そして、彼の車も・・・。

 

 

 

 

ハヤマ君は自営業の他に副業で販売の仕事をしてると言ってた。

ある時さとうさんもやってみないか?と誘われた。

 

ハヤマ君 「俺、副業だけで月に120万稼いでるんだ」

さとうさん「ふーん」

ハヤマ君 「さとうさんの月収っていくら?」

さとうさん「だいたい〇〇万」

ハヤマ君 「今の三倍は稼げるよ」

さとうさん「ふーん」

 

 

すると、パンフレットが目の前に

どう見てもねずみ講にしか見えないシステムと商品。

 

 

 

さとうさん「これ、ねずみ講だよね?」

 

 

ハヤマ君 「は?だからバカは嫌いなんだよ!」

 

 

 

 

はぁ???

 

バカに一年も付き合ってくれてありがとうございました

 

 

そう言って連絡を絶った。

 

 

 

その数か月後、ハヤマ君のやってたねずみ講が捕まった。

泣きながら電話をしてきたハヤマ君。

 

仕事場の家賃が支払えなくて廃業になってしまったこと。

事故で車を廃車にしてしまったこと。

お金がなくて困っていること。

精神的に参っていること。

食べる物がないこと。

そんな話だった。

 

 

 

だから会いに来てくれって

 

 

 

はぁ???

 

 

 

こんなバカに会いたいの?

月に120万も稼いでたら車買えるでしょ?

たくさんいる友達に助けてもらったら?

 食べ物くらいなら自宅に送るからと言っても

 

「来て欲しい」と言い続けて

彼は泣きながら謝ってきた。

 

 

 

私はそっと電話を切った。