前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

生きづらさを感じる私がHSPという言葉に出会った

 

 

勤務先で上司の指示を聞いている途中「バタン」と何かが倒れる音がして

その方向を向いた瞬間「はい!こっち向いて!集中して聞いて!」

と言われたことがあった。

 

 

 

館内放送が頻繁に流れる場所で内線電話をうけても聞こえなくて

上司を怒らせたことがあった。

 

 

 

本を読むと一週間はその本の世界で生活しているので

仕事が多忙な時は本を読まないでと言われることもあった。

 

 

 

誰かの感動に便乗して泣いたり

誰かの悔しさに共感しすぎて一緒に落ち込んだこともあった。

 

 

 

映画やドラマの話と現実の区別がつかないこともあった。

 

 

 

そして

今、何より悩んでいるのが

音楽が聴けないこと。

 

 

聞きたい気持ちがあっても具合が悪くなってしまい

そのまま横になるか、吐き気に耐えるだけ。

 

 

ある時、検索履歴から提示されるHPが頻繁にあって

それが「感じやすいひと」「HSP」だった。

 

自己診断があったので試しにやってみた

 

 

 

 

 

度合いは「強」だった。

 

 

 

 

 

 

いろんなコラムやブログを読んでいるうちに

HSPという言葉があったことに救われた。

 

 

私の素、資質みたいなもんで

だから、本の世界に入り浸ることも出来て

感じることが上手で

他人とは違う視点でみえることがある。

 

 

私、今の仕事で結構浮いた存在かもと気づかされたきっかけは

40~50人くらいで研修うけて

チームに分かれて実技?実演?みたいな事をしたんです。

 

その実演に対して「自分ならこうする」という意見をいうワケなんですが

10人以上に講師のセンセが意見を聞いても私が思った意見が出ず

かと言って、時々反抗期的な更年期を発揮する私はとても不機嫌だったので

自ら答えることはしなかったんです。

 

 

ところがセンセはマイクを私に向けた

ずっと下を向いてテキストを見ているわたしに

「何か言いたいことがあるんじゃないですか?」と。

 

渋々「私なら、こういうアプローチをして~~」と答えると

どうやら正解だったらしくセンセはそれ以上意見を求めることはしなくなった。

 

後ろで見ていた上司達は

「やっぱり、さとうさんの視点って他の人とは違うよね」と言ったそうだ。

社会人の授業参観日のようで恥ずかしかった。

 

 

私は、こうだったら面白いかも。

これが出来たら面白いかも!笑えるかも!嬉しいかも!という気持ちだっただけに

意外だった。

 

 

わたしは他の人より感じやすい。

 

 

そう知っただけで、嫌いな強い日差しも柔らかく感じるようになれた。

見方を変えると味方が増えた。

それだけで、とても嬉しい。