前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

やくざの親分とわたし ~高校生編~

 

 

私がまだ地元で子供だった頃

そちら系の組がたくさんあったんです。

 

同級生の親が組長さんだったりもした。

 

組長さんとはいっても普段は優しいおじさんなので

怖いとも感じた事もなく

私はすくすくと成長しました。

 

 

 

はじめて組長さんとお知り合いになるきっかけは

高校生の時のバイト。

なんと、さとうさんホステスしてましたwww

(時効ってことで許して💦そして良い子は真似しちゃダメよ)

 

 

 

高校一年の時のアルバイトはデパート内のファミリーレストラン

高校二年の時のアルバイトは個人経営の喫茶店

時給の良い方、良い方に流れていったんです。

もっと時給のいいアルバイトはないかと友達に聞いて周った結果が

ホステス。

(周りには既に数人経験者がいました)

 

 

 

一応、私が通っている高校は進学校

アルバイトは原則禁止でした。

冬季アルバイトと夏季アルバイトは

成績優秀者で希望者のみ推薦でさせてもらえるんです。

なので、赤点だらけで素行不良の私が許可されるワケもなく

影でコソコソとアルバイトしてましたね。

 

 

 

 

ホステスとして働いているうちに

社長が組長さんだと知りました。

 

同じY口組系の組長さんとも親しかったようで

一緒に飲みに来ることもありました。

 

若い時って怖い物知らずで世間知らずなので

無礼はたくさんあったと思う。

 

でも、ニコニコしててお見送りに出ただけでチップもくれる組長さん。

 

ママも社長も優しかった。

 

 

 

 

 

でもね、明け方チーフが売り上げ金を持って自宅を訪ねたら

ママは灯油を被っていて火を点けられるところだったと・・・。

その話をチーフから聞いた時はゾッとした。

 

 

 

以前、同級生の両親が喧嘩した時

二階から奥さんが逆さ吊りになってたって聞いた事もあってね。

パトカーが何台も来てたらしい。

 

もう夫婦喧嘩の粋を超えてると思った。

 

 

 

 

 

深夜徘徊が趣味(?)日課(?)になってた私は

素行不良の仲間と飲んで

友達が「先輩の家に行こう」と誘ってきたので

ついていくとスナックビルの隣にある一軒家だった。

和室が二つに台所。住んでいるのは無口で地味そうな男性でした。

一見普通の家だけど違和感があるのは

生活感がないからだと思った。

 

 

真夜中になってコタツで雑魚寝をしていたら

電話が鳴ったんです。

 

 

無言で電話を切ると

「俺が帰るまでこの部屋から出るなよ」

と唯一まだ起きていた私に言い残し

隠し扉になっていた扉をあけると

金庫があった

中にはピストルが一丁。

それを持ちだす腕から入れ墨も見えた・・・。

 

 

彼は用心棒だったのね・・・。

帰りを待つと朝になってて

「もう帰れ」と言われて帰った。

 

 

いったいどんな人と付き合ってるのか怖くなった瞬間でした。

素行不良とはいえレベルが違い過ぎる不良友達に若干引いた

さとうさんなのであーる。

 

 

 

親分さんシリーズはじめようかな?