「目の前に大きな壁が立ちはだかっているんだよ」と言われて
煮詰まっていた女上司①
同じく煮詰まっていた女上司②
イベントやら報告書やらに追われていた私
外にある喫煙所でバッタリ遭遇
不思議なことに
煮詰まるとみんなここにいる
タバコを吸うひと
コーヒーを飲むひと
泣くひと
怒るひと
励ますひと
大体がそれぞれボーっとして
気持ちの切り替えが済んだら
事務所に戻るという感じ。
私たち三人は何となく会話をした。
そこで女上司①から出たことばが
「目の前に大きな壁が立ちはだかってんだよー」
「この壁を超えなきゃダメなんだよー」
「大きすぎるよー」
「大変だよー」
「あのさ」と口を開いたのは私。
その壁って壁じゃないんじゃない?と言うと女上司①はキョトンとしている。
心の底から思うこの人マジで可愛い♡
女上司②は「私もそう思う」と言ったら
女上司①はますますキョトンとしている
私は心の中で悶絶する
あんたら二人は何でこうも可愛いのだ!と
壁は乗り越えるものだっていわれてるじゃない?
でもさ、叩き壊したっていいし
何なら無視するって手もあるし
例えばそれが本当に壁だったとしたら
壁伝いに歩いていったら終わりがあるとか
実はベニヤ板とか
隠し扉があるとか
いろんな可能性なくない?
別に「どうしてもこの壁にぶち当たってください!」って頼まれてるワケじゃないし。
そこまで畳みかけて女上司①は女上司②に聞いている
「さとうさんと同じ?そう思うの?」と。
女上司②は「うん」と答えると
プチパニック中の女上司①。
お目目くりくり
お目目ぱちくり
口半開き(笑)
「じゃあさ、さとうさんならどうするの?」と聞かれた時
私はそこそこ疲れ果てていたので
「無視するか、壁にもたれながら歩いてみる」
と上司のやる気を削ぐような部下の体たらくさを存分にアピールwww
だってさ、高さ20メートルの壁でも
薄さが3ミリとか幅が1メートルかもしれないじゃない。
困った顔がなくなって
「よーするに、そんな難しく考えるなってこと?」
「最高!この仲間!」
「よし、頑張る!!」と事務所に入っていく姿が
また可愛かった。
後日、同じメンバーでばったり遭遇し宇宙人と地底人について話してたら
半ギレになったり半泣きになりながら
討論した日が懐かしいw
クーラーで体が冷え切った私が
体を天日干しするために利用する場所もそこ。
【冷凍されたので解凍中】って感じwww
それを目撃されると
「さとうさん、解凍中」
「さとうの甲羅干し」
などど言われるわけです(笑)