前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

ぼったくりパブで勤めていた話をします ①

 

 

そのパブで働くようになるまで

ぼったくり系のお店の存在は知っていても

地元にはないだろうと高を括っていました。

 

 

1年間従業員で働いたお店を

半年間アルバイトに変えてもらい

ママとギクシャクする事も増えてきた。

 

ある日、季節外れの大雪が降った。

従業員は先に帰るので運転代行やらタクシーなんかを手配してもらってた。

私はアルバイトなのでボーイさんとお掃除や洗い物を済ませて帰ろうとしたら

 

ママったら、私の分のタクシーも呼んでくれてない。

挙句「先に帰るねー」って。

 

 

私はその日を境に店に行くのをやめた。

 

 

同じ店のホステスさんに「教育係的な人を探してる店がある」

と紹介されて数日後に面接へ。

飲食店だけのビルの二階にあったお店。

小さい店でパブというよりスナックっぽい店だった。

 

 

 

f:id:sugarnail:20190420153455j:plain

 

 

ボックス席が3つ、カウンターに5席

「小さい」「汚い」「下品」という印象をうけつつ

 

とりあえず日払いで働く事になりました。

 

お店にはママ、ボーイ(ママの息子)、ホステス一人(ボーイの彼女)、アルバイトのホステスが一人、そして私。

 

ホステスは10代でボーイは20代。

アラサーの私は働き始めの初日から「ババア」と呼ばれていた。

最悪な店だと思った。

 

あまりにも店内が汚いので「掃除って開店前?閉店後?」と聞くと

「しません」という返答。

 

 

お客さんも全然来ない。

暇、暇、暇。

 

 

やっと常連客らしい人達が来たので一緒に席につかせてもらうと

若いホステスの水割りの作り方がひどくて

乱暴というか、乱雑というか

水割りってそんなに音立ててつくるものだっけ?と聞きたくなるくらい。

とどめがお客様の前にグラスを置く時「どんっ!」

そんな音がする。

 

お客様が「暴力パブかよー」って笑ってるけど

本人的には何も問題ないらしく笑っている。

さりげなく私が作ってテーブルに置くと「フツーはこうだからな!」と

若いホステスに言っている。

それが面白くなかったらしい。

わざと音を立てるようになってしまった(汗)

 

その店を2か月足らずでバックレたさとうさん。

徐々にこの店の悪事を知ることになるのです。