前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

失礼過ぎるぼったくりパブでの会話

 

面接に行ってお店の様子がおかしいと感じて

日払いで週3のバイトにしてもらった

「ぼったくりパブ」での話

 

※同僚ホステスとバーテンは私をBBA扱いでバイトのホステスは洋服も接客もテキトーで、ママは私のお客さんからぼったくるという最悪な店

 

 

珍しくボックス席が埋まって

誰かと一緒に席に着く必要もなくて

気軽な夜に起きた出来事

 

 

私が席についていたお客さんの友達が合流してきたんです。

随分とごきげんな酔い方をしていらっしゃるイケメンが目の前に。

その夜の私は、店に似合わないピンクのトップスに

ピンクのレーススカートで出勤でした。

(決してパー子さんではない)

 

イケメンさんは昔の常連さんだったらしく

ママがボックス席に乱入してきた(怒)

 

イケメンさんバツイチで奥さんだった人はかなりの美女だったそうだ

付き合う女性も美人ばかりの面食いさんなんだって

 

 

 

イケメンさんは私と目が合うなり

「ママーこの子なんで店にいるのー?」と。

 

どういう意味なんだろう?と思った

 

 

 

 

ママ  「新しく入ったさとうさんよ」

イケメン「この子ホステスに向いてないよー。この店に合わない!」

 

(心の中で激しく同意したw)

 

ママ  「そうかしら?」

イケメン「この子は奥さんになるべきだ!」

ママ  「さとうさんは独身よ」

イケメン「じゃあ、俺が立候補しようかな?」

 

ママ  「随分酔ってるのね?ちゃんと顔見た?」

イケメン「うん。タイプ。奥さんになって欲しい」

ママ  「酔い冷ました方が良いって、今までの彼女とは月とスッポンよ」

 

 

 

 

 

あのーぅ。

この辺で怒ってもいいですよね?

 

 

 

 

この際スッポンでも銭亀でもミドリガメでもなんでもいいが

自分が雇ったホステスになんてことを言うのかしら?

 

 

ホステスなんでお客さんに暴言吐かれても我慢もできるし

笑ってもいられるがこの時ばかりは無表情になってしまった。

 

 

自分の無表情に気が付いたのは

ママが「ヤバイ」という顔をしたから。

 

 

その後は営業スマイルに戻って接客し

「時間なので」とママに言い日当をもらった私は

12時キッチリに店を後にした。

 

ビルの廊下に私のヒールの音だけが「カツカツ」と響いていた

私はまだ怒っているんだなぁとヒールの音で気が付いた。

 

もう、このお店は辞めよう

そう思いながらエレベーターのボタンを押す。

 

・・・が気が変わって階段を使うことに

賑やかなお店のカラオケや笑い声を聞きながら

 

 

美人でも可愛くもない。

それを知ってるから愛嬌だけで勝負しているホステスの

惨めな帰り道のお話しでした。