懐かしのコンパニオン時代を振り返る ②
はじめて行ったコンパニオンクラブは地元でした。
コンテナみたいな事務所にクローゼット、テーブル、ソファが置かれていてスーツの衣装が2パターンとチャイナドレスでした。
名前が漢字一文字で「零」「楓」「綾」「涼」みたいなのが決まってました。
ネームプレートと共に名刺が置かれていて、更に110円もセット。
外に自動販売機があるので好きなの飲んで良いよというシステム。
その他にも、テーブルの上には栄養ドリンクや小銭があって自由に使って良かったんです。
着替えを済ませると軽くミーティングがあって
料理の順番、飲み物のオーダー、お客様の人数と団体名などが伝達されます。
その後、送迎の車に乗って移動してお仕事という感じ。
今思えばコンパニオン事務所としては待遇は良かったと思います。
でも、他のコンパニオンに比べると安いという事が分かったので
指名がついた分だけ行って辞めました。
次に誘われて行ったのが車で1時間ほどかかる隣町のコンパニオンクラブ。
事務所は社長たちが住んでいるマンションの一部屋。
六畳くらいの部屋にクローゼット、テーブル、ソファ。
衣装はスーツでした。
ほとんどの人が昼間の仕事もしていたり主婦だったりするので地元以外で働きたい事情があるんです。
さとうさんも昼間は会社員で副業が禁止されていたので隠れて隣町へ。
そのクラブで驚いたのが美女揃いだったこと。
若い子がたくさんいたこと。
女の私でも目移りするくらい目の保養でした(笑)
あとね、つけまつげが至る所に落ちていたことwww
私を含めてもアラサーは3人くらい。
20才から25才までが多かった。
しかも、性格もいいから一緒にいると楽しかったなぁ。
すぐに仲良くなったからクラブが分裂した時は悲しい別れでした。
不思議だったのがコンパニオンクラブのママって「ママ」とは絶対に呼ばせません。
ママと言っても若いし、一緒にコンパニオンとして入る事もあるので「〇〇さん」と名前で呼ぶように言われてました。
そのママ、チーママがよく喧嘩してたんだけど
私たちは慣れっこだったんです。
しかし、
その喧嘩が大きく発展してコンパニオンクラブが分裂しました。
「どっちにつくか?」でコンパニオンは悩むのですが
自然に移動距離の近い方に分かれて終結。
チーママが新しくコンパニオンクラブを立ち上げた。
さとうさんは初期メンバーになった。
まさかそのクラブに10年も在籍するとは思ってもいなかった。
~懐かしのコンパニオン時代を振り返る ③に続く~