前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

パニック障害を思い切ってカミングアウトしてみた

 

パニック障害と診断されて何年経っただろう?

 

 

今回カミングアウトしたのは美容院。

もう20年以上同じ美容院に通っています。

私の担当さんが新入社員だった頃から

店長になるまでの過程も見させてもらいました(笑)

 

 

スタッフの異動やら退職やら新入社員やらで

今年の春、ほぼ全員のメンバーが変わったことで

シャンプー台の上でパニック発作を起こしそうになった。

 

 

なんとか落ち着いたので、

そのままカットしてもらえた。

 

 

 

以前はパーマとかトリートメントとかもしてたけど

今は2時間以上、軟禁状態はツライので断ってます。

 

 

医者には毎回パニック発作がおきた時の状況を聞かれるんです。

「美容院で・・・」と言うと

医者「あぁ、そうですねー。薬飲んでから行くのはどうでしょう?」

私 「その為の薬なんですよね(笑)今度からそうします!」

 

 

なので先月は美容院に入る前に薬を服用

担当さんは「暑いですか?」と汗だくの私に毎回聞いてくる。

「更年期だから止まるまで待ってるしかないの」

と言うと小走りにどこかへ向かって行った。

タオルでも持ってきてくれるのかと思ったら

「今、クーラーの温度下げて来たんで!」と言われて

 

 

「それだめ!発作起こす!」と咄嗟に言ってしまった。

 

 

クーラーで冷えすぎてもパニック発作おこしてしまうんです。

寒くて、気が遠くなってきてグッタリしちゃう。

 

 

落ち着いたところで担当さんから

「ところで発作ってなんですか?」

と聞かれたので

 

「話しておいた方がいいんだよね。私、パニック障害なんだ」

とカミングアウトをしました。

 

 

少し考える顔になった担当さんの口から出た言葉は意外だった。

「どんな風になります?」と聞かれたので

過呼吸の症状が出るの」と言うと

「えーっと、どういう時になります?」とあっさりと受け入れてくれている!!

 

 

私   「クーラーで冷えた時とか、自由がきかない時。」

担当さん「自由がきかない?」

私   「ほら、美容院って座ったままの状態でしょ?」

担当さん「あぁ、そうですね。他にもあります?」

私   「男の人の接客がダメみたい。あ、○○君(担当さん)は大丈夫なの!!」

担当さん「男の人・・・。この店で発作出た事あります?」

私   「この前、副店長(男)にシャンプーされた時に」

担当さん「了解しました」

 

と、ここからは普段通りの会話に戻って

笑ったり、セクハラしたり、されたりしてた。

 

 

そう言えば、職場でパニック障害だと話した時も

友達と混む所に遊びに行けない理由がパニック障害だと話した時も

今回もみんな「ふーん」って感じで聞いてくれる。

 

さとうさん、調子どう?行けそう?

会議が長引いたら戻っても大丈夫だからね!

さとうさんが発作起こしたので迎えに行って来ます!

 

混んでない日に遊びに行こう!

天気が晴れの日に行こう!

クーラーの効かない季節にしよう!

 

 

この何年間、どれくらいの優しさに甘えたんだろう?

どのくらいの人達に理解されて、受け止めてもらえたんだろう?

感謝という言葉だけでは足りないな。

 

 胸がいっぱいになる。

本当に有難い。

優しい人にに囲まれて。

私、しあわせ。