前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

893の組長さんへの淡い恋心? 

 

 

 

私が雀荘で働いていた時のことです。

 

 

 

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組長さんの名前は知っていたけど

あだ名か通名だと思っていたので

本名を聞いてみました。

 

 

さとうさん 「ねぇねぇー。マキグソさんって本名なんて言うの?」

 

マキグソさん「は?本名だよ」

 

さとうさん 「うそだぁー」

 

マキグソさん「ほれ。」

 

と名刺を見せてくれました。

「名刺は見るだけだぞ。あげないからなぁ」と言われたので

マジマジと見ると何やら見慣れない家紋のようなもの。

○○組系なんとかかんとか組長マキグソって書いてあるΣ(・ω・ノ)ノ!

 

「え?冗談だと思ってたよ・・・」

と名刺を返却。

 

 

そこからかな?

なんかマキグソさんと距離が縮まったのは。

 

 

※注

マキグソさんはもちろん仮名ですが

同じくらい変わった苗字でした。

 

 

Vシネマで主役はれそうなルックス

いつでも真っ黒なスーツに白いシャツ

無口なのに、なんだか優しい。

 

 

一日一回くらいマキグソさんから質問されてた。

「彼氏はいるのか?」

「何でここまで通ってるんだ?」

「仕事辞めるつもりはないか?」

「今日は何時で帰るの?」

他愛のない会話です。

 

 

そして、来店する度に握手を求められるようになった

「さとうさんと握手すると勝つんだよ。」と。

 

実際に勝っていたのかどうかは知りません。

だって、さとうさん麻雀のやり方知らないんだもんwww

ゲームでしかやったことないのでつもり方も知らず結構大変だった(苦笑)

 

 

マキグソさんは夜遅くまでいるので

私が先に帰る事が多いんだけど

「そろそろ帰るのか?気を付けて帰れよ」とか

「送っていってやろうか?」「メシ行くか?」なんて

言われる事も増えた。

 

当時、私には彼氏がいて

束縛が激しいのでビルの下まで迎えに来ている事が多く

マキグソさんに微妙な表情をすると

「あ、男来てんのか?」と察してくれました。

 

 

「じゃあ、男の来てない日に酒でも飲みに行こう」と誘ってくれた。

 

 

そういう会話を聞いてた他の組長さんは

「こんなののどこがいいんだよ」

「もっとカワイイ女周りにいるだろう?」

「俺が行ってる店の女を紹介しようか?」

 

 

なんて私の悪口ばっかり。

 

 

 

でも、マキグソさんは

「こいつの良いところってそういうんじゃないんですよ」

「こいつの良さ分かってるのは客の中には多いですよ」

「組長さんもこいつの良さわかる時がきますよ」

なんて言ってくれた。

 

 

マキグソさんは、どういうつもりで私の事見てたんだろう?