前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

きっと僕たちは小さな絶望を繰り返しながら生きていくんだ

 

 

 

 

癌になって前向きに生きるCMやら

前向きブログやら

超ポジティブソング

 

 

 

別にそれはそれで必要だから

いいんです

 

 

 

 

でもね、私なら

癌になったら絶望するだろうし

きっと前向きになんて生きていけない

 

 

 

 

 

 

 

森山直太朗さん

 

「生きてることが辛いなら」

 


生きてることが辛いなら - 森山直太朗

 

 

私がこの歌を知った時

とても救われたんです。

 

 

生きてることが辛いなら

いっそ小さく死ねばいい

 

 

 

 

あぁ、私だけじゃない。

大丈夫、置き去りにされてないって感じたんです。

 

 

 

昔から暗い歌が好きだった私だけれど

小さな絶望を何度も繰り返している私だけれど

それでも生きているのは

何かを知るためなんだろうって思うんです。

 

 

死ぬ瞬間に

「あぁ、私はこの意味を知る為に生きてきたんだ」

と思ったところで

死んでしまうので何も言い残すことも

書き残すこともできない。

 

 

だから、生きてる意味を誰も知らないんじゃないかな?と思う。

 

 

たった一人。

命尽きる時、その意味を知って命をとじる。

 

 

それは、それでいいのではないかと思うわけです。

 

 

だって、その答えを独り占めできちゃうわけなので(笑)

 

 

 

話は少し反れて。

よく、自分のお葬式を見に来る人がいるんですけど

だいたいの場合、微笑んでいます。

誰かをじっと見守ってる時もあります。

なので、私はお葬式で泣いたことがありません。

 

 

 

不思議なことに火葬場には来ません。

 

 

 

私の父は、家の中を飛び回ってましたし

死んだのに私の部屋には入って来なくて

入口のドアまでしか来ませんでした。

(生前も私の部屋には入った事がありません)

 

 

「死んだんだからスーッと入ってくればいいじゃん!」と

その時ばかりはツッコミ入れてしまいましたが(笑)

 

 

 

 

父は末期がんで、わかりやすく絶望して死んでいきました。

 

 

その姿を見ていたので

誰もが皆、ポジティブに生きられるわけじゃない。

むしろ、ネガティブな方が人間味ってもんがあるんじゃないか?とすら思う。

 

 

私は、繊細ながらも明るくポジティブに生きていると思われがちだけど

誰よりも暗く、ネガティブなんだとその都度「違う」と言っている。

誰にも信じてもらえないけどね(苦笑)

 

 

本当のことなんて

全部ひとり占めしてしまえばいい。

命を考えた時

ふと、そんな風に感じた。

 

 

 

 スカッと晴れた日曜日に

若干暗めの記事ですが

書かずにはいられなかったのです。