前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

コンパニオン時代 ~お手上げだった宴会~

 

 

雀荘シリーズまたまたお休みします。

 

ちょっと忘れられない宴会がありまして

その時の事でも書こうかな・・・と。

 

 

私のいたコンパニオンクラブは

いろんな宿泊施設に出向くんですけど

基本的にやる事は一緒なので気にしてませんでした。

 

 

でも、たまにいるのが

・団体なのに団体名がない(空白)

・団体なのに個人名

・団体の人数とコンパニオンの数が同じ

 

 

これって少しやりにくいんだよね。

蓋を開ければ同窓会みたいなのもあれば

どこをどう聞いても何の集まりなのか分からないのもあり。

 

 

いわゆるヤバい系の時は宿の人がそれとなく探りを入れて

コンパニオンに教えてくれます。

 (ヤクザ系とかやんちゃ系とかヤリ目系です)

 

 

忘れられない宴会は

全く何の団体なのか分からない時でした。

宿も個人名しか知らず

お客様は全員スーツ姿で

昼間の宴会のみで宿泊せず帰るという。

 

 

 

20数名のお客様に対して

15人のコンパニオン

 

宴会場を囲むようにお客様がいて

真ん中に一升瓶がゾロリと並んだ

大きなテーブルが異様な存在感を放っていました。

 

 

ご挨拶をしてから

頭(コンパニオンのリーダーの事です)と一緒に

上座に座る男性のもとに行き

話しかけても無視されました。

 

 

 

ん~たまにいるんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこでナンバーワン投入してやりましたっ!!

 

 

 

 

・・・が、撃沈だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、一番の若手はどうだっ!!

 

 

 

 

・・・が、再び撃沈。

 

 

 

 

静かな宴会場。

だって誰も喋んないんだもん。

黙々とお膳を食べてお酒を飲んでるだけ。

 

 

 

 

 

そこで探偵ばりにコンパニオンは探りを入れました。

 

 

必殺☆持ち物チェック!!

 

 

なんで、全員バラバラの封筒持ってるのー(泣)

新聞社だったり、建設会社だったり。

社員バッチもない。

他の社名の入った封筒は座布団で隠されて見えない。

スーツ、時計、靴どれも高級ではない。

携帯電話も出さないし、カメラで撮影もしない。

 

 

 

ベテランコンパニオンもお手上げだったので

お酌する以外は動かない事にしました。

 

 

地獄のような二時間を過ごした私たち。

飲み物も勧められないので喉もカラカラです。

 

 

カラオケを勧めても何のリアクションもなく

やる事もないのでただ時計を眺めていました。

やっと2時間たって

「それでは挨拶させてください」と頭が言った途端

 

 

上座から響き渡る怒号

 

「まだ2時間経ってないだろう!!このクラブはぼったくりすんのか!!」

 

 

宴会場にあった時計が合ってなかったようで

5分早いとそこそこ長い説教くらいました。

(ここで時間はきっちり2時間経っている)

 

 

「最後にカラオケでも歌ってから帰れっーーー!!」

 

 

 

 

どれどれ早く歌って帰りましょう~

と言い出したのは一番の若手(笑)

 

皮肉を込めて

AKBの「会いたかった」を15名で歌ってきましたwww

 

 

満足げな御一行様からの拍手喝采をうけて満面の笑みで見送られて退場。

 

 

いったい何だったんだろうか?

嫌がらせしたかったのか?

女を虐めたかっただけなのか?

未だに皆の中で謎のままの団体様でしたね。

 

 

ママ曰く「たまにあるから気にすんなぁ!」って笑ってたけどさ。