前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

しつこい男に出会った飲み会

 

 

薄々お気づきでしょうが

さとうさん、男運がありません(泣)

 

 

そして、これもお気づきかと思いますが

さとうさん、奥さんに向いているタイプではありません。

 

 

 

ある程度の年齢になって

彼氏がいない。結婚していないとなると

「なんでですか~?」の質問が途切れませんね。

 

 

 

実にめんどくさい状況です。

これを10年間耐えた結果・・・

 

 

 

 

 

 

さとうさん不倫してるらしいよ!

さとうさん、人に言えないような人と付き合ってるんだってね!

 

 

 

 

そんな噂が広がっていました。

 

 

 

 

 

 

じ つ に め ん ど く さ い(怒)

 

 

 

 

 

30代も後半になってくると「合コン」という言葉すら恥ずかしくなるので

「飲み会」と称して2対2で飲む事が多くなってきました。

 

 

 

仲の良い同級生で婚活仲間でもある友達が

職場の先輩が友達連れて来るっていうから一緒に飲まないか?

と誘ってきました。

 

 

友達は先輩の事が好きだったワケなんですよ。

 

 

じゃあ、協力しましょう!と行くことに。

 

 

 

当時の私は、婚活ファッションに飽きてしまい

(だって、地味だし。面白くないし。)

自分らしさ全開で民族系のファッションにハマり

髪は超ロングのスパイラルパーマだったんです。

 

 

 

友達の好きな先輩は爽やか系の男性でした。(以下、赤シャツと呼びます)

その人が連れて来たのはイケメンだけどナルシスト風。(以下、稲葉と呼びます)

 

 

 

稲葉さんは、田舎で個性的なファッションをしている人が珍しかったらしく

洋服についての質問が多かったです。

 

 

私と友達と赤シャツが音楽の話で盛り上がっていた時

 

いきなり

 

稲葉が身を乗り出して言いました。

 

 

 

 

 

 

 

「ところで、君たちは愛ってなんだと思う?」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・シーン・・・・・

 

 

 

 

三人で固まりました。

 

 

 

これはマズイと感じたので

稲葉を「教授!」と呼び

「それは何の授業ですか?人生において大切なことなんでしょうか?」

などと茶化していると何故かご満悦な稲葉。

その後も宗教とか歴史とかの話ばかりで超絶つまんなかったです。

 

 

 

のちに分かった事ですが

稲葉さん空気が読めなさ過ぎて会社でも嫌われてたらしい。

人の話も聞けないのに自分の話をするもんだから面倒なんですよね。

いくらイケメンでもそれは・・・って感じです。

 

 

 

 

私を困らせてくれたキッカケは、友達が放った一言だったらしい。

「さとうさんの事、よろしくね!」

 

 

 

私は友達がそんな事を言ったことも知らず

帰り道に急に連絡先聞かれて、普通に交換しました。

今までの経験でいうと、御礼のメール一本してそれっきりとか

一回も連絡しない事があったので気にしてなかったんですよ。

 

 

なのに、稲葉は毎日毎日電話してきた。

私と稲葉は仕事してる時間帯が違うので

私が電話に出られる時間は稲葉が寝る時間だったのです。

 

 

しかも、用事もないっぽい。

遠回しにデートに誘っているらしいが私はその気がない。

 

「メールにしてもらえませんか?」と言ったら「はい」と返事したのに

また翌日も電話。

 

私は仕事中で出られないので着信があっても無視してました。

2日、3日と無視していたら

 

 

5日くらい経った頃、帰宅中に着信。

車を路肩に停めて電話に出ました。

 

 

するといきなり怒っている稲葉。

「すみません。家に帰りたいので切っていいですか?」

というと、更にキレました。

 

 

「なんだよ!俺がしつこいみたいに言いやがって!誰がお前なんかに構うもんか!」

 

 

おぉ、そりゃ願ったり叶ったりっていうもんです。

 

 

「じゃあ、そうして下さい」と言ったら

意味不明な喚き声のあとで

「さとうさんの事をよろしくって言われたから仕方なく電話してやったのに!」

 

プツン・・・・・

 

電話が切れた

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、めんどくさかったー

やっと終わったー

 

 

 

と、すぐさま着信拒否に設定して

コンビニ寄って自分へのご褒美で暴飲暴食してやりましたwww