「わたしをイメージしたカクテルを作っていただける?」③
続きます。
こちら前回の記事です。
カウンター席に女が一人ってなんかカッコいい感じしません?
それをイメージして座ったんです。
でも、その女が全身黒ずくめで化粧も適当な私では絵になるはずもなく・・・
一応合コンに参加しているバーテンさんに話しかけてみました。
バーテンさんは、バイトで働いてるんですって。
自分の店を持ちたいから昼間は会社員で夜はカクテルバー。
「大変そうですねー」と言うと
「好きな事をしてるだけだからね」と笑った。
少し話をした後
「よく、ドラマとかで言ってるセリフあるじゃない?」
「私をイメージしたカクテルを作ってとか」
「ああいうのって、ホントにしてくれるんですか?」
と言ってみると
「出来ますよ」と言ってくれたので
「お任せしてもいい?」と言うと
「はい、しっかり。さとうさんをイメージしたカクテルをつくります」
おー!楽しみ~\(^_^)/
なんせ薄暗い店内。
なんのリキュールを入れているのか見えない・・・(;´・ω・)
シェイカーをシャカシャカしてる彼を見つめる私。
彼がグラスを取り出した。
ん?
なんかどっしりしたグラスですこと・・・
これは・・・ウイスキーのロックグラスじゃない?
もっと華奢なグラスかと思っていた私。
ん?
ん?
Σ(・□・;)
なんだか、ドブみたいな色の液体を注がれているではないか(;゚Д゚)
どっしりグラスにグレーの液体を私に差し出し
「どうぞ、さとうさんをイメージして作りました」
「ちょ、私こんなどっしり?」
「私、こんなにダークなイメージ?」
とひとしきり笑ったあと
「グラデーションがあるんですよ」→わぁ、繊細なカクテルー!キレイ!
「まぁ一口飲んでみてください」→美味しい!なんだこれ?
リキュールに何使ったとか聞いたり
このカクテルはコンテストで優勝したとか聞いて
私をイメージしたってのは冗談だと言われたんです。
それにしても
美味しいねぇー。
これもう一杯飲みたいわぁー。
その前にお手洗いに・・・
お手洗いに・・・
お手洗いに行きたい・・・・・・のに
立てません!!Σ( ̄□ ̄|||)
腰が抜けています(汗)
バーテンさん大笑い
「だって、さとうさん何杯飲んでも酔わないから」→ザルなもんで
「それにほら、しばらくここで座ってるしかないでしょ?」→やだ、もっと話したかったとかぁ?
あっちもこっちも策士だなぁ。
※この話は誰に話しても大うけする鉄板ネタでした(笑)