前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

三途の川見学バスツアーに行ってみた

 

 

 

もちろん、夢の中でのお話しです。

 

 

 

オウム真理教サリン事件

死刑囚の死刑執行が続き

死刑制度について考えてしまったわけです。

 

 

死刑制度自体には賛成なんです。

ただ、海外みたいに懲役200年とか

薬で安楽死的なものにした方がいいんじゃないのかなぁ・・・と

さとうさんは考える。

 

 

そんな事を考えていたら

三途の川見学バスツアーの夢を見たってわけ。

 

 

和気あいあいとしたバスの車内。

すると突然

添乗員さんが何やら慌てていて

「大変です!!三途の川が凍っています」と。

 

そこでツアー会社は船を用意してくれたんです。

バスツアーが川下りツアーに変更。

船で進む御一行様。

 

 

船には2、30人乗っていて

周りは氷だらけで船も進めません。

「ここから先は無理です!」と船長が言う。

 

 

見ると

三途の川の両岸も凍っていて

一面が氷の世界。

 

 

あの世への仲介人も

やけっぱちなのか出店が立ち並び

お土産や軽食なんかを売っていました。

 

 

出店は異国情緒たっぷりで

派手な色の帽子や靴

温かい麺類の屋台もあった。

 

 

見張り台のような展望台のようなものも凍っていて

さとうさんの母は大はしゃぎしています。

皆が船から降りようとしない中で

いち早く降りると

氷の上を滑って遊んで楽しそうです。

私もつられて一緒に降りると

足元が滑って大変。

 

 

展望台(?)に登っていく母を追いかけて行くと

氷の世界がどこまでも続いていました。

 

 

どうやら、三途の川の緊急事態だったらしい。

 

 

あの世に渡れない人が困って

戻っていく姿が見えました。

三途の川だって一気に渡れるもんじゃないんだねぇと思って目が覚めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その昔、さとうさんが20代だった頃

三途の川を見た事があります。

別に病気もしてないし

死にたい病でもなかったし

自宅のベットで眠っている時です。

 

 

 

煙っているような霧の中を歩いていたら

私が子供の頃に亡くなった大好きなおじいちゃんの声が聞こえたんです。

「どこー?どこなのー?おじいちゃーんー!!」

と声を頼りに進むと

小川がありました。

小さな木製の橋もあります。

おじいちゃんのいる対岸は芝生が生えていてキラキラしています。

 

私は川の近くまで行くと

おじいちゃんは手を振りながらニコニコしています。

 

私も嬉しくてつい

「おじーちゃーん!!」って早足になりながら手を振り返しました。

私の足元にも小さな花が咲いていて

おじいちゃんの方には同じ花がたくさん咲いていました。

 

 

絵本の世界みたい。

きれいだなぁって思った。

 

 

すると、おじいちゃんが

「まだ早いぞー!!戻れー!戻りなさーいー!」って。

 

戻るってどうやって・・・

と思いながら振り返るとまた白い霧で周りは見えません。

何も見えないけれど一歩踏み出したところで目が覚めました。