前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

婚活市場に乗り遅れたさとうさんの話

 

 

 

私は、子供の頃から

「将来の夢」とかなくて

「結婚」に憧れをもったことはないです。

 

 

 

よく、卒業文集に

「大きくなったらパン屋さんになる」

「お花屋さんになりたい」

なんて書いてありますが私は書けませんでした。

 

 

 

 

 

どうして皆はお嫁さんになるとか

デパートで働くとか決められるんだろう?

 

 

 

いつも不思議でした。

 

 

 

白紙で提出するわけにはいかないので

友達の真似をして「パン屋さん」だったり「エレベーターガール」なんて書いてましたね。

 

 

※お嫁さんになりたがっていた女の子は

高校を卒業と同時に結婚しました。(スゴイです!)

 

 

 

 

高校生になった私は相変わらず

夢もなければ目標もなく

愛の意味も知らずにいました。

 

 

小、中、高と彼氏はいましたが

「愛してる」の意味が全くわからなかったんです。

 

 

 

 

 

就職した先で彼氏ができて

「結婚したい」と言われました。

 

 

 

 

 

なので、別れました。

 

 

 

 

 

私は「結婚したい」と言われたら

すぐに別れるようにしていたんです。

 

 

 

なぜか?

結婚する気がなかったからです。

 

 

 

その辺は、育った家庭環境のせいにはしません。

私自身に大きく欠如した部分があるせいだと思ってます。

 

 

 

 

そんな感じで20代まで過ごしていて

20代の後半から30代になると

付き合う=結婚という難題にぶつかりました。

ズバリ、面倒でした。

 

 

 

30代の半ばでやっと目覚めたのは子供を産みたかった。

自分の家庭を持ちたいとはじめて思ったからです。

 

 

しかし、婚活市場において

30代はかなり不利な状況でした。

婚活をなめていました。

 

 

 

今まで「結婚したい」と何人にも言われたんだから

しようと思えばすぐ出来る!

そんな風に思ってたんです。

 

 

 

 

甘い考えです。

浅はかです。

なめきっています。

 

 

 

 

 

子供を産める若くて元気な女性は有利で

子供を産めるかどうか分からない派手なおんなは

声をかけてももらえないんです。

 

 

こうして、さとうさんの厳しい婚活がはじまりました。